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かつてのMicrosoft社の独占を許した時代とは大きく異なってきている。各種オフィスドキュメントはOpenDocumentフォーマットによって統一され、相互にやりとりができるようになってきている。これによりオフィスドキュメントはフリー(自由)になる。

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そのために必要だった関門がまた一つ開放された。MS Officeのバイナリデータが公開されたのだ。

今回紹介するのはMicrosoft Office Binary (doc, xls, ppt) File Formats、MS Officeバイナリ仕様書だ。Microsoft Open Specification Promiseの下に公開されており、ここで公開されている仕様を利用することによる法的リスク(訴えられるリスク)はない。

Microsoft Office Binary (doc, xls, ppt) File Formatsでは、Word/Excel/Power PointおよびOffice Drawingに関する仕様が公開されている。それぞれ、Office 97からOffice 2007まで対応するものになっている。

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現状でもOpenOfficeとMS Officeの互換性は高いが、この文書を利用することによりさらにフォーマットの互換性が高まることは間違いないだろう。VBA部分さえ除けば、移行が臨めるようになるだろう。

また、既にMicrosoft社とオープンソース・コミュニティとで共同によるプロジェクト「Office Binary (doc, xls, ppt) Translator to Open XML」が開始されている。これはOfficeフォーマットをOpenDocument形式に変換するプログラムを提供するものだ。まだ成果物はないが、公開される日を楽しみにしたい。

OpenOfficeなどでは、これまではこうした文書無しでフォーマット変換が行われていたということだろう。それはそれで凄い努力の賜物ではある。日本ではまだまだMS Office信仰が根強く残るが、意外と切り替えても何とかなるものだったりする。この仕様公開によって、さらに移行する動きが促進されることを望む。

Microsoft Office Binary (doc, xls, ppt) File Formats

 http://www.microsoft.com/interop/docs/OfficeBinaryFormats.mspx

 

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