GitmarksはGitを使って分散型のソーシャルブックマークを実現する。
[/s2If]GitmarksはPython製のオープンソース・ソフトウェア。一時期、Delicious界隈が慌ただしかった。閉鎖するのではないかと取りざたされ、否定はされたものの信頼を大きく損なってしまった。みんな、他で使えるサービスがあれば移行している状態だ。
Web
ソーシャルブックマークに慣れた人は今更ローカルのブックマークに戻ることはできない。だがいいサービスがないという人は自分で立ててみるのはどうだろうか。Gitmarksはその一つだ。特徴的なのは専用のWebサービスがないことだろう。
Gitmarksのシステムは非常に変わっている。まずデータの管理にGitを使っている。そしてブックマークを登録するとリポジトリをコミットし、プッシュを行ってくれる。つまりローカルと同時にオンラインにもデータがあるソーシャルブックマークだ。コマンドラインまたは簡易Webサーバを使ってブックマークを保存する。
登録画面
コミット時に該当URLのコンテンツを取得して一緒に保存してくれる。後で見返したい時の検索はGrepで良いという考えだ。さらにタグごとにフォルダが分かれて管理されていたり、コメントはGithub上でもできるよね、という考えになっている。Githubを使うかは分からないが、ブックマーク管理にGitを使うのはユニークな考えだ。
ターミナルでの操作(プレミアム限定)
[/s2If]MOONGIFTはこう見る
システムのバックエンドにGitを用いるケースが増えている。ローカルでのバージョン管理はもちろん、リモートへのプッシュ(バックアップ)も容易というのが利点だ。Gitmarksもそれを利用して複数人でのブックマーク管理が行えるようになっている。
ローカルでデータを保存するとGitで送信するというのはとても面白い。後はリモートでデータを見せる画面があれば一つのサービスとして成り立ってしまう。分散型リポジトリはもっと色々な応用ができそうだ。
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